ファミリーコンピュータ

バナナン王子の大冒険

更新日 2024/11/14
バナナン王子の大冒険
『バナナン王子の大冒険』は、水越かりん原作のマンガを元にしたタカラ発売のファミコンアクションゲーム。
1991年12月20日に発売され、サイドビューの横スクロールアクション形式で展開されます。
主人公の「バナナン王子」は、盗まれたバナナン王国の宝を取り戻すために冒険に出発します。
ゲームの敵キャラクターにはピーマンドラゴンが登場し、ユニークな世界観を持っています。
「下+Bボタン」で豆を植え、ツルを生やして登るアクションが特徴です。
ヘッドスライディングで狭い場所を通ることができ、壁に衝突すると鼻血を出す演出があります。
ステージ内で集める「指輪」が通貨となり、武器やアイテムを購入する際に使います。
ゲーム内には「バナソード」「バナシールド」「バナアーマー」「王冠」という4つの神器が存在します。
神器を集めることで、真のエンディングに到達できますが、実際のゲームプレイには効果はありません。
ステージクリア後には「ボーナスステージ」に行け、クイズやサイコロを使ったミニゲームが楽しめます。
武器は種類が豊富で、最強武器「ヒット神の剣」なども登場しますが、購入には多額の指輪が必要です。
初見殺しの要素があり、落下すると即死する場面が多いため、死にながら進める覚えゲーの要素が強いです。
ゲームにはコンティニューシステムがあり、途中から再開可能ですがパスワードが非常に見づらいです。
パスワードはバナナの剥け具合で表され、4種類のバナナの状態で組み合わせられています。
クイズの出題は決まった順序で出されるため、効率よく進めるためにパスワードを使ったやり直しが推奨されます。
カジノステージもあり、バニーガールがサイコロの大小を予想させる場面があります。
ゲームのセリフには「Hな本」を正解とするクイズなど、子ども向けにしては大人向けな内容も含まれています。
バナナン王子のグラフィックやアクションがコミカルで、キャラクターに独自の魅力があります。
ステージによっては豆のツルで登るギミックやスライディングが必須の場面もあり、アクション要素が豊富です。
原作の漫画は『コミックボンボン』で掲載されましたが、単行本化されていません。
武器は店で購入可能で、各ステージで入荷される種類が異なるため、収集要素も楽しめます。
プレイヤーキャラクターのバナナン王子にはHPがあり、バナナで回復が可能です。
ラスボス「ピーマン大魔王」を倒すのがゲームの最終目標です。
神器を集めずにクリアすると不完全エンディングになるため、集める動機が設定されています。
クイズの内容には原作知識が必要なものも多く、原作未読のプレイヤーには難易度が高めです。
バナナン王子の攻撃は初期武器の効果が低いため、武器強化が攻略の鍵となります。
バナナン王子の動きやキャラクター性はカービィシリーズのように愛嬌があり、コミカルな演出が多いです。
クイズで失敗すると通常ステージに戻されるため、ボーナスステージの進行には運と知識が必要です。
見た目がユニークで楽しい反面、キャラクター自体の知名度が低く、ファン層の広がりが難しかった作品です。
スーパーファミコンの登場が影響し、ファミコン後期の隠れた名作アクションゲームとなっています。
発売日
北米未発売
欧州1992/2/1
ブラジル未発売
販売価格
5,900
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
7,960
ハード
ファミリーコンピュータ
ジャンル
アクション
シリーズ
開発元
タカラ
発売元
タカラ
国内売上数
0
世界売上数
0