セガサターン

テクストート・ルド~アルカナ戦記~

更新日 2024/12/13
テクストート・ルド~アルカナ戦記~
基本情報
プラットフォーム: セガサターン(1997年12月発売)、PS(1998年7月発売)
ジャンル: カード/ボードゲーム
プレイ人数: 1~4人(マルチタップ対応、コントローラー使いまわし可)
テーマ
タロットカードをモチーフにしたゲーム。
「正位置・逆位置」の概念や「小アルカナ」の存在を取り入れた意欲的なシステム。
タロットカードの構成
大アルカナ(22枚): 特殊な効果を持つカード。
小アルカナ(56枚): 数札と絵札で構成され、移動や効果の基盤となる。
ゲーム目的
ボード上でゴールマスに止まるのが目的。
小アルカナを使って移動、大アルカナを利用して戦略的に妨害や進行を図る。
ゲームの流れ
ターンごとにカードを引き、数札で移動。
大アルカナは特殊な効果を持つスペシャルカードとして使用可能。
特殊カードの効果
例: 「愚者」(全プレイヤー振り出しに戻す)、「女帝」(全プレイヤー移動禁止)など。
正逆の効果がそれぞれ44種類存在し、複雑な戦略を要する。
戦略要素
正逆の効果を把握し、手札の順番や消費タイミングを計画。
「祭壇」に大アルカナを安置して全体効果を発動可能。
問題点
妨害カードの影響でゲームが進みにくい。
全効果を把握するのが困難で、初心者には不向き。
対戦モード
人間、ドワーフ、エルフ、ピクシーの4種族が選択可能。
種族ごとに戦闘力や移動能力に違いがある。
キャラクターのバランス
ピクシーの「飛行」能力が突出して強力。
キャラ間で能力差が大きく、バランスが崩れがち。
育成要素
キャンペーンモードで契約・守護カードを育成可能。
PSとSS間でパスワードを用いて対戦可能。
ストーリー
世界各地のアルカナ神殿を巡り、失われたアルカナの力を取り戻す旅。
簡素な演出と短いシナリオで、周回プレイ向け。
ビジュアルと音楽
サターン版: 音楽の評価が高い。
PS版: 音質やグラフィックが劣化。移植の質に問題あり。
ゲームバランス
カードゲームとしてはデッキ構築要素がなく単調。
ボードゲームとしてはダイスを振る楽しみが欠如。
難易度と複雑さ
効果の数が多すぎてルール把握が難しい。
妨害要素が多く、ゲームが停滞しやすい。
関連アイテム
タロットカードが付録として同梱されている。
評価
一部ユーザーから音楽やタロット描写に高評価。
ゲームとしては戦略性が高すぎて不親切との声も。
おすすめ対象
タロットカードや複雑な戦略ゲームに興味のある人向け。
カジュアルなボードゲームを求める人には不向き。
BGMの特徴
サターン版の音楽は評価が高いが、PS版では大幅劣化。
サウンド重視のユーザーにはサターン版が推奨される。
総評
タロット要素を本格的に取り入れた意欲的な試み。
ただし、ゲームとしてのバランスや遊びやすさに課題が多い。
移植の問題点
PS版は移植の質が低く、特に音楽が劣化。
視覚やUI面でも簡素化が見られる。
ゲーム性の独自性
タロット占いの概念を遊びに落とし込んだ珍しい作品。
その反面、ルールや効果が複雑すぎて敬遠されがち。
対戦の注意点
妨害カードの頻発でプレイヤー間のトラブルが起きやすい。
家族や友人との対戦では適切な距離感が必要。
ゲームの欠点
妨害要素が多く、スムーズな進行が難しい。
ルール把握や効果の記憶が困難でストレス要素が多い。
購入の動機
BGMやタロットデザインに興味がある場合に購入価値あり。
PS版とSS版の比較
サターン版は音楽が評価されるが、PS版は移植時に劣化。
両機種での対戦が可能な点は特筆すべき点。
プレイ推奨
戦略ゲームに慣れているプレイヤー向け。
初心者やライト層には難しすぎる内容。
開発背景
BGMは外注で制作され、サターン版では高評価。
PS版の劣化が移植時の予算や手間不足による可能性。
ユニークポイント
タロットカードの全体的な要素を取り込んだ数少ないゲーム。
大アルカナ、小アルカナを含む完全なタロット体験が可能。
結論
タロット好きやコアゲーマーにとっては挑戦的な作品。
ゲーム性やシステムに多くの改善点が見られる惜しい作品。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
6,800
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
1,830
ハード
セガサターン
ジャンル
カードゲーム / ボードゲーム
シリーズ
開発元
ファルコン
発売元
パイ
国内売上数
0
世界売上数
0