コンシューマーゲーム大辞典

概要と基本情報
タイトル: スチームハーツ (Steam Hearts)
ジャンル: シューティングゲーム (エロ要素含む)
発売年と機種: 初出PC98版(1994)、PCE版(1996)、SS版(1998)
特徴: ストーリーとシューティングを融合、ストーリー進行でエロティックなビジュアルシーンが挿入される。
ストーリーと設定
物語概要: クァン型ウイルスに侵された惑星ウェスティナを救うため、抗体を持つ主人公らが戦う。
目的: ボスキャラの治療(服を脱がせて抗体を注入)を進める。
テーマ: 科学と倫理、惑星の未来を描くSFストーリー。
システムとゲームプレイ
キャラ選択: 主人公は男女から選択可能で、2人同時プレイにも対応。
武器: メインショット(レーザー/バルカン)とサブウェポン(複数種類、ボムとしても使用可能)。
難易度: 難易度は3段階、初心者でも遊びやすい設計。
ステージ構成: 各ステージはストーリー進行とボス戦で展開。
シールド制: 自機はライフ制を採用し、回復アイテムも頻繁に出現。
作品ごとの違い
PC98版: 操作性に難あり、ビジュアル重視でエロ要素強め。
PCE版: エロ要素が控えめだが、全体的に劣化移植。
SS版: 最も完成度が高く、シューティング部分が改善された決定版。
良かった点
ストーリーの深さ: ナウシカやSFアニメを彷彿とさせる設定と展開。
グラフィック: SS版では特に美麗なビジュアルが特徴。
シューティングの質: 弾幕の派手さやシステムの充実度が向上。
キャラクター性: 個性的なキャラデザイン、ケモナー要素も含む。
回復アイテム: 回復が多く、初心者でも遊びやすい。
悪かった点
会話シーンの長さ: ストーリー部分が長く、テンポを損なう。
ボムとサブウェポンの兼用: 消費が慎重を要し、プレイに窮屈さも。
アーケードモードの中途半端さ: エロ要素をカットしただけで、特に新味がない。
操作性: PC98版ではシューティング部分が不快なレベル。
価格の高騰: SS版がプレミア化し、購入ハードルが上がっている。
総評とおすすめポイント
対象: シューティング初心者からコアなファン、ケモナー、エロゲファンまで幅広い層に。
現行評価: エロ要素を除いてもSS版のシューティングとしての完成度が高い。
購入の価値: 高額だが、SS版は価値がある一作。
リプレイ性: シナリオとシューティング両方を楽しみたいプレイヤーにおすすめ。
総合評価: エロシューティングの金字塔、SS版が最良の選択肢。