コンシューマーゲーム大辞典

『銀河鉄道999』は松本零士によるSF漫画・アニメ作品で、1977年から1981年に少年キングで連載。
漫画は全18巻で、第23回小学館漫画賞を受賞した松本の代表作。
作品はアニメ化・映画化され、昭和50年代のアニメブームの原点となった。
1981年の連載終了後、1996年から続編の連載が始まる。
物語の主人公は「星野鉄郎」で、家族の悲劇から機械の体をもらうために旅をする。
999という番号には、青春の終わりを象徴する意味が込められている。
映画化された続編が1998年と1999年に公開予定だったが、頓挫した。
アンドロメダ編からエターナル編にかけて、作品の世界が広がり、キャラクターのリンクが強化された。
メーテルとエメラルダスの関係性が変化し、エターナル編では双子の姉妹とされた。
エターナル編は41話まで連載され、新エピソードは描かれなくなった。
物語テーマには「生きるとは何か」があり、人生観について模索する姿勢が強調されている。
アニメ版と劇場版では、ストーリー展開や世界観に相違が見られる。
999号の停車駅は、各話で異なるエピソードが展開される。
戦士の銃は物語の重要なアイテムで、剣士としての成長が描かれる。
メーテルの母であるプロメシュームが、作品の重要な悪役として機械化人を管理する描写がある。
キャラクターたちがそれぞれの運命と向き合い、人間性について問い直す物語が展開される。
松本零士は作品に多くの影響を与えた背景を持ち、独自の宇宙観を構築している。
複数のメディア展開により、『銀河鉄道999』は文化的アイコンとなっている。
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』やメーテルリンクの『青い鳥』が作品のヒントになっている。
作品はアニメだけでなく、小説や舞台、ゲームなどの形でも展開され、多くのファンを持つ。