コンシューマーゲーム大辞典

『機装ルーガ』は1993年12月3日に工画堂スタジオから発売されたPCエンジン専用の戦略シミュレーションゲーム。
続編『機装ルーガII The Ends of Shangrila』は1995年5月26日に発売された。
シュヴァルツシルトシリーズに属するシミュレーションRPG。
2014年からプロジェクトEGG向けに配信されている。
物語は古代文明ヴァスツールを舞台にしており、魔導科学による内乱が大破壊を招いた。
主人公のヴァイスはクメス族のガーディアンで、正義感が強い青年。
ヴァイスはエレナという少女を救い、物語が始まる。
エレナは古代の人工生命体で、環境制御システムの管理を担当している。
1作目のエンド後、エレナと共に遺跡の封印の旅に出る。
2作目ではグロスベイル帝国との戦いが描かれ、再び戦いに身を投じる。
ヴァイスは戦神ルーガの名を持つ機装鎧を着用し、再戦を果たす。
エレナは途中で捕らえられ、最終ステージで自身の命をかけて仲間を救う。
ガイム、ロンディーア、タルコフなどがクメス族の仲間として登場。
リンナはエレナの姉妹的存在で、魔導科学の悪用に絶望している。
ハイエルン帝国の皇帝は古代の魔導科学を復活させようと企む。
幾つかのキャラクターは特技を持ち、ストーリーに関与する。
物語には恋愛描写はないが、ヴァイスとエレナの深い絆が描かれている。
環境問題や魔導科学の危険性もテーマとして扱われている。
作品は親から子への遺産や文明の教訓に言及している。