コンシューマーゲーム大辞典

『赤い光弾ジリオン』は1987年に放送された全31話のSFアニメ。
初のメディアミックス企画作品で、セガの光線銃『超高速光線銃ジリオン』の販促アニメ。
タイトルは英語の“ZILLION”に由来し、未知なるものを意味する。
アニメの作画とストーリー展開の質が高く、受賞歴も豊富。
登場キャラクターは3人のエキスパート（JJ、アップル、チャンプ）がホワイト・ナッツという特殊部隊を組織する。
敵はノーザ星人で、彼らとの壮絶な戦闘が主なテーマ。
音楽は入江純が手掛け、視聴者との一体感を強める重要な要素となった。
特に主題歌やサウンドトラックがファンに支持され、多くの音楽作品が発売された。
アニメの人気により、OVAや音声ドラマもリリースされた。
ストーリーにはシリアスな部分とユーモアが絡む展開があった。
制作はタツノコプロではなく、石川光久が設立した竜の子制作分室が担当。
制作費は580万円と当時の平均より低めながら、クオリティを保った。
キャラクターデザインには後藤隆幸が関わり、当時の優秀なアニメーターが参加。
ストーリーテーマは圧倒的な戦闘力を持つ異星人に対する人類の戦い。
主人公JJは熱血漢、アップルは判断力に優れた戦う女性、チャンプは冷静なスナイパー。
本作の影響は他の作品にも現れ、関連商品やキャラクターが引き続き展開された。
フィギュアやゲームなど、多岐にわたる商品展開が行われた。
マイケル・ジャクソンが本作をお気に入りで、PVに登場させたことがある。
作中の技術やメカニズムは、独自性が高く興味深いものとなっている。