コンシューマーゲーム大辞典

Line Riderは、2006年にスロベニアの大学生ボスジャン・チャデジュによって開発されたFlashベースのゲーム。
ユーザーはマウスで線を引き、その上をキャラクターが滑る。
このゲームは「おもちゃ」として位置付けられ、得点や目標がない。
物理演算エンジンを使用し、線を上手に引かないとキャラクターが落ちる。
シンプルな操作ながら、複雑なコースが多く制作されている。
コースは音楽に合わせて作成されることが多く、背景アートも利用されている。
2008年にはSilverlight版への移行が行われ、ユーザー間でのコース共有機能が追加。
2009年にBeta 3版がリリースされ、複数の新機能が追加。
チャデジュは高校時代のスケッチがゲームの基礎になったと説明。
開発には物理学や数学の知識が必要とされた。
キャラクター名は「ボッシュ」に決定され、人気が急上昇。
Line Riderは多くのレビューサイトで高Ratingsを受け、YouTubeで人気を博した。
「Line Rider 2: Unbound」は他プラットフォームへ移植され、新キャラクターとストーリーモードが追加された。
iOS版『Line Rider iRide』もリリースされた。
教育用のツールとしても利用されている。
ゲームの成功により、類似ゲームが続々と公開された。
チャデジュのゲーム開発の背景にはアートプロジェクトの影響がある。
ゲームの中に消去機能がないことで難易度が上がっていることが支持されている。
2006年内に大きな再生回数を記録し、検索クエリでも高評価を得た。
ゲームの教育的な利用法についても言及されている。