コンシューマーゲーム大辞典

G.I.ジョーは米ハズブロ社が販売する男児向けアクションフィギュア。
フィギュアの大きさは約12インチ（29cm）でスケールは1/6。
1960年代にハズブロ社から初めて発売され、バービー人形に着想を得た。
G.I.は「Government Issue」の略、Joeは一般的な男子名で、米兵の呼称として使用される。
日本でも1966年に三栄貿易が輸入し、後にタカラが権利を取得して販売。
G.I.ジョーは高級感とリアルさがあり、子供に強いインパクトを与えたが、価格は高め。
ベトナム戦争の影響で「軍国主義化」への批判もあった。
タカラは1970年に日本向けにブランド名を『ニューGIジョー』に変更し、着せ替え可能なキャラを追加。
G.I.ジョーのフィギュアは1970年代末に変身サイボーグ系列に移行。
G.I.ジョーは1980年代に『A REAL AMERICAN HERO』シリーズとして復活、コミック化やアニメ化された。
2009年には実写映画が公開され、シリーズは新たな展開を見せた。
G.I.ジョーはアメリカ国内でも続々と復活し、様々なシリーズが展開された。
カスタマイズが容易で、ファンが個人制作した商品の流通も見られる。
日本でもアクションフィギュアブームの中で一時的に人気を博し、その後は扱いが縮小。
リアルさを追及するフィギュア製造の動きが続いている。
1996年から1997年までの期間、G.I.ジョーのビンテージファン向けの製品も流通。
近年では12インチフィギュアのシリーズが復活し、コレクション需要が見られる。
G.I.ジョーは、ユーザーのニーズに応じた多様な展開が行われ続けている。
テレビアニメも何度か製作され、アメリカ国内外で放送された。