コンシューマーゲーム大辞典

概要: 『水戸黄門』はファミリーコンピュータ用のゲームシリーズで、1987年から1988年にかけて2作品が発売された。
第1作: 『天下のご意見番 水戸黄門』は1987年に発売、テレビドラマに基づいたストーリー。
キャラクター: 水戸光圀（黄門）とその仲間（助さん、格さんなど）が悪党を裁く。
音声合成: ゲーム内でのキャラクターの台詞は音声合成で再生、当時珍しい要素だった。
プレイ内容: プレイヤーは町で証拠を集め、悪人を裁くストーリー進行。
悪人との戦闘: 善人から情報を得るために、悪人を倒す必要がある。
ゲーム時間: 制限時間は7時間、手掛かりを集められなければ次の町へ強制的に進む。
力ゲージ: プレイヤーキャラクターには「ちから」というライフゲージが設定され、全て失うとゲームオーバー。
アイテム利用: 町には様々な施設（万屋、そば屋、酒屋など）があり、アイテムがゲーム進行に影響を与える。
パスワード機能: ゲームオーバー時に「旅日記」を利用して再開可能だが、アイテムはリセットされる。
バッドエンディング: すべてのステージを解決しないとゲームは終了しない。
第2作: 1988年に発売、世界各国での冒険がテーマになり、パロディ要素が強くなった。
仲間の選択: プレイヤーは助さんか格さんを選択して操作、ストーリー進行が変わる。
証拠品の提示: 証拠品の選択によって事件の解決が変わる。
時間切れの扱い: 時間切れになると前作とは異なりゲームオーバー扱いになる。
ステージ構成: 各ステージは異なる悪党や事件が用意されている。
アイテムの多様性: 各国に応じたアイテムが配置され、プレイスタイルに応じて使用される。
音声ボイスの収録: キャラクターのセリフは音声合成で収録、国によって異なる言語が使用されるが基本的に「ハロー」が中心。
敵キャラクター: 悪人だけでなく動物も登場、バリエーションが豊か。
ゲームモード: スコアやアイテム持ち越しのシステムが見直され、攻略が変わった。