PCエンジン

空想科学世界ガリバーボーイ

更新日 2024/11/22
空想科学世界ガリバーボーイ
概要
1995年5月26日発売、PCエンジン(CD-ROM2)用RPG。
ハドソン、集英社、レッドカンパニーの共同制作「Gプロジェクト」の一環として開発。
ストーリー
主人公ガリバーが文化遺産を破壊し、魔法学校で更生のため冒険に出る。
魔法と科学が混在する地中海を舞台とした物語。
キャラクター
主人公ガリバー(声: 山口勝平)。
親友エジソン(声: 大谷育江)、ヒロインのミスティ(声: 横山智佐)など豪華声優陣が起用。
ゲームシステム
コマンド形式の戦闘システム。アクティブゲージによるターン制。
シンボルエンカウント方式を採用。
貿易システム
アイテムを売買し、別の地域で高値で売ることでお金を稼ぐ。
大航海時代を簡易化したような仕組み。
音楽
シーライオン発進テーマなど名曲が多数。
戦闘中やイベントの音楽が場面に非常に合っている。
アニメーション演出
「HuVIDEO」技術により滑らかなアニメムービーを実現。
ムービーが多く、物語の演出が強化されている。
テンポ良い進行
起承転結が明確でストーリー展開がテンポ良い。
ギャグや細かい演出が多数。
ダンジョン構成
ダンジョン探索はオーソドックスで、難易度は控えめ。
一部ボスキャラは個性が強いが、雑魚キャラはやや影が薄い。
難易度
レベル上げが容易で、全体的に簡単と感じられるバランス。
移植版
後にセガサターンに移植されたが、オリジナル版の方が評価が高い。
セガサターン版ではアニメーションが縦長になるなどの違いがある。
グラフィックと音声
HuVIDEOの解像度は粗いが、当時としては画期的な技術。
ボイス付きの会話が多く、フルボイスのイベントも豊富。
戦闘の演出
ボス戦の音楽が盛り上がり、戦闘に緊張感を与える。
キャラクター行動が視覚的にわかりやすい。
貿易の評価
貿易システムはユニークだが、面倒と感じる人も多い。
キャラの魅力
敵味方ともに濃いキャラクター性で感情移入しやすい。
ラストでキャラと別れることに寂しさを感じる。
地中海を舞台とした物語
ジブラルタルやリスボンなど実在の地名が登場。
ボリューム
メインストーリーは比較的短く、テンポ良く進む構成。
細部の演出
NPCのセリフやイベントに丁寧さが感じられる。
ユーモアを交えたストーリー展開。
システムの独自性
レベルアップ時のHP・MP全回復がテンポを保つ要因。
アニメ要素の評価
アニメの滑らかさは当時画期的だったが、現代では粗さが目立つ。
全体の印象
ドラマを見るような感覚でプレイできるRPG。
欠点
雑魚敵の存在感が薄い。
難易度が低く、やり込み要素が控えめ。
評価のまとめ
音楽、キャラ、ストーリーが高評価。
システムやテンポの良さが支持される。
歴史的意義
「HuVIDEO」技術を活用した意欲作。
天外魔境IIIへの技術継承が計画されていたが実現せず。
現代でのプレイ
現在はPCエンジン版やセガサターン版でのプレイが可能。
中古市場で手に入るが、技術的にはエミュレーターが必須の場合もある。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
8,580
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
3,060
ハード
PCエンジン
ジャンル
RPG
シリーズ
空想科学世界ガリバーボーイシリーズ
開発元
発売元
ハドソン
国内売上数
0
世界売上数
0