コンシューマーゲーム大辞典

『Pump It Up』（PIU）は韓国のアンダミロ社とソンドエンターテイメント社が製造・販売する音楽ゲーム。
音楽に合わせてパネルを踏むスタイルで、DDRに類似するが踏む位置が異なる。
筐体の価格がDDRより安く、日本を除く世界で広く流通。
特に中南米での人気が高く、DDRをほぼ駆逐。
キャビネットには5パネル×2のダンスパッドを使用し、左右で赤・青のパネルと中央にイエローパッドがある。
プレイヤーはパネルを使って全ての操作を行う。
ゲーム開始はコイン投入後、イエローパッドを踏むことで可能。
曲の選択はブルーパネルで行い、イエローパッドで決定する。
プレイ中は矢印やロングノートに対応したパネルを踏むことで判定が行われる。
判定はPerfect、Great、Good、Bad、Missに分類され、これによってゲージが変動。
USBメモリを用いてプレイ記録が保存できる。
過去のシリーズでは難易度は異なる分類方式があったが、全難易度が共通化されている。
各作品ごとに多様なゲームモードが存在し、特定条件で隠し曲やアイテムが解禁される。
世界大会も開催され、スコアに基づく競技が行われている。
楽曲は主に外部アーティストによって提供されている。
最近の作品ではオプションや設定が増え、プレイ体験が向上。
プレイヤー間でのオンライン対戦が可能（最近のバージョン）。
アンダミロ社は過去にコナミの訴訟に関与している。
プレイヤーに対して様々な補償や対応を実施することもある。
新作『PHOENIX』が2023年にリリースされた。