PlayStation

厄痛~呪いのゲーム~

更新日 2024/12/08
厄痛~呪いのゲーム~
ジャンル:プレイステーション向けのホラーアドベンチャーゲーム(サウンドノベル形式)。
開発元:アイディアファクトリーが製作、1997年発売。
監修者:ホラー漫画家・日野日出志がキャラクターデザインと監修を担当。
前作との関係:「厄 友情談疑」の続編だがストーリー的な繋がりは薄く、本作単体でも楽しめる。
ザッピングシステム:5人の主人公の視点を切り替えて物語を進める形式。ただし、話が断片的になり分かりづらいとの批評あり。
ストーリー:ゲーム制作会社でバイトする高校生2人(みすずと省吾)が、社長失踪の謎に巻き込まれる。
「お魚ちゃんフォーエバー」:作中作のゲーム。ゲーム雑誌で「遊ぶと死ぬ」と酷評されるクソゲー。
シナリオの進化:前作よりボリュームや文章力が向上し、真面目なホラー要素が強化。
グラフィック:チープでシュールな雰囲気が特徴。日野日出志風の不気味さが評価された。
環境保護テーマ:ゲーム内外で環境保護を訴える内容が織り込まれている。
評価点:
シナリオの深みや伏線回収が高評価。
サウンドやBGMの質も改善されている。
問題点:
グラフィックや演出のチープさが雰囲気を損なう。
ザッピングシステムが混乱を招く設計。
メモリーカード対応:セーブ機能が追加され、遊びやすさが向上。
シュールな演出:「げりゃあああ」などの独特な叫び声やムービーが話題に。
ボリューム:1周約1時間、全キャラクリアで10時間程度の内容。
賛否両論:過剰なユーモアや演出がシリアスさを損ねる点が批判される。
主人公たち:みすず(勝気な女子高生)と省吾(気弱な幼馴染)の対照的な性格が描かれる。
隠しルート:スミレや幽霊の主人公ルートでは物語の核心が明かされる。
メタ要素:自虐的な内容が盛り込まれており、「クソゲー」批判に対する製作陣の思いがにじむ。
ユニークな演出:ポリゴン文字やムービーの使い回しが特異なゲーム体験を提供。
テーマ性:「改造される人間」や「環境破壊」のメッセージが重要な位置づけ。
エンディングの評価:一部の結末がグッドエンドと区別しづらい点が批判対象。
購入価値:ホラー好きや日野日出志ファンにおすすめ。ただし万人受けは難しい。
販売形式:PSアーカイブスでDL可能。価格は600円程度。
総評:独特な雰囲気やテーマ性が評価される一方で、システムや演出の粗が目立つ作品。
余談:続編「厄惨」が計画されていたが未発売。「じいさん」シリーズなどとも関係が深い。
特殊な宣伝:「ゲームの中で死んでみたい人大募集」企画で選ばれた人物が登場している。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
6,380
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
3,370
国内売上数
0
世界売上数
0