コンシューマーゲーム大辞典

『アインハンダー』は1997年11月20日にスクウェア（現：スクウェア・エニックス）から発売された横スクロールシューティングゲーム。
開発はスクウェア大阪開発部が担当。
ゲームのキャッチコピーは「撃って、奪って、ぶち壊せ」。
ゲーム名はドイツ語で「一本腕」を意味し、自機の特徴でもある。
自機には「ガンポッドマウント」という1本の腕があり、敵の兵装を奪い取ることができる。
使用可能な「ガンポッド」は数種類あり、ゲーム内での戦略的資源運用が求められる。
ゲームは難易度が高く、初見での敵攻撃が見切りにくいため評価が低かったが、再評価される要素が多い。
プレイ中の演出で「ハーフサイドビュー」が採用されている。
ゲームオーバー後の統計比較やギャラリーモード、隠し機体などのやり込み要素がある。
本作は家庭用シューティングゲームとしては多く出荷され、その後再発売も行われた。
2022年に宇宙開発の歴史を描いた展開がある物語が展開される。
『アインハンダー』のゲーム内には月と地球の戦争を題材にしたストーリーが含まれている。
セレーネという月の自治区とゾードム帝国という地球側の国家が戦争を繰り広げる。
第一次月戦争と第二次月戦争が発生し、両者の間で熾烈な争いが展開される。
ゾードム帝国は「ゾンネ教」を国教とし、文化的背景が描かれている。
音楽を担当した福井健一郎による多様な楽曲がゲーム内で使用され、場面に応じた演出がある。
3Dシューティングゲームとしての革新が見られ、プレイヤーは直感的な操作の中で戦略を練る必要がある。
ゲームの美術スタイルやストーリー展開が高く評価されている。
自機が持つ操作性やガンポッドによる多様な武装がプレイヤーに選択を求める。
ゲームは日本国外では限定的にしかリリースされず、北米版では一部仕様が変更された。
本作のサウンドトラックは後に再発売されている。