PlayStation

EVE The Fatal Attraction

更新日 2025/01/05
EVE The Fatal Attraction
基本情報
発売日: 2001年9月27日
ジャンル: アドベンチャーゲーム
機種: PS, PC
開発元: シーズウェア
シリーズ背景
『EVE ZERO』の続編で、『ADAM The Double Factor』を元に未完だったストーリーを完結。
シーズウェアによる最後の新作EVEシリーズ作品。
ストーリー設定
『EVE The Lost One』の数年後が舞台。
主人公は天城小次郎と法条まりな。ダブル主人公制で進行。
第1作から続くシリーズ特有の「マルチサイトシステム」を採用。
ゲームシステム
新システム「ダーツカーソル」でキャラクターや物を調べる操作。
画面にキャラクターが立ち絵ではなくバストアップで表示。
全体をチャプターで区切り、既読シーンの再生が可能。
評価点
前半(ADAMの移植部分)は一定以上の完成度。
セーブ・ロードが速く、ユーザビリティが良好。
小次郎とまりなのボイスが大幅に追加され、ファンには魅力的。
問題点
後半のシナリオが急展開で不完全燃焼感が強い。
シリーズの核心を否定するようなキャラクター改変(特にまりな)が顕著。
プロットに未解決の伏線や杜撰な設定が多く見られる。
キャラクター改変の批判
小次郎: 感傷的で惰弱な設定になり、プロフェッショナルとしての一貫性を喪失。
まりな: 麻薬売買に関わる極悪人に改変され、これまでの正義感あるキャラ像を否定。
プリーチャー: プロの殺し屋から快楽殺人者にキャラクター性が劣化。
ユーザーの反応
シリーズファンからは「設定崩壊」「続編にふさわしくない」と強い批判。
特にキャラ改変による裏切り感が最大の問題とされる。
ストーリーの問題
中盤以降は進行が雑で、伏線が未回収のまま終わる部分が多い。
後半に盛り込まれたシーンはブツ切りで不自然な展開が続く。
続編への影響
本作のストーリーは後発のEVEシリーズではすべて無かったことにされた。
批評まとめ
シリーズの集大成になり得たが、キャラクターやストーリーの破綻により失敗作と評価。
前半は楽しめるものの、後半の急展開と不完全さが目立つ。
ファンの期待を裏切る結果となり、シーズウェア最後の新作としての評価は低い。
総評
単体作品としては一定の完成度があるが、EVEシリーズの続編としては不満が多い。
シリーズファンにとっては許容しがたい改変が多く、賛否が大きく分かれる作品。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
7,480
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
1,300
ハード
PlayStation
ジャンル
アドベンチャー
シリーズ
EVEシリーズ
開発元
ゲームビレッジ
発売元
ネットビレッジ
国内売上数
0
世界売上数
40,141