コンシューマーゲーム大辞典

『灼眼のシャナ』は高橋弥七郎のライトノベル作品で、2002年から2012年まで刊行された。
略称は「シャナ」、イラストはいとうのいぢが担当。
2023年11月に短編集『灼眼のシャナ SIV』が発行された。
物語は異世界の住人“紅世の徒”と異能力者「フレイムヘイズ」による戦いが背景。
主人公は平凡な高校生・坂井悠二と、フレイムヘイズの少女シャナ。
シリーズは19巻の本編と3冊の短編集から成り、16作品が文庫ランキングで初登場3位以上を記録。
本編は2011年に完結し、完結から10年後に短編集が発行された。
メディアミックス展開としてラジオドラマ、漫画、テレビアニメ、ゲーム、OVA、劇場版アニメが制作された。
2022年にはシリーズ累計部数860万部、関連書籍を含め1080万部を突破。
本編はナンバリングされ、外伝も含む。
フレイムヘイズは紅世の徒を討滅し、バランスを保つ役割を持つ。
主人公の悠二は既に死んでおり、特殊な存在「トーチ」と呼ばれる。
シャナは悠二を護る役割を果たすフレイムヘイズ。
日常と非日常が対比され、恋愛要素も描かれている。
本作はバトルシーンと日常シーンが魅力とされ、ライトノベル常套手段が組み込まれている。
“存在の力”はこの世のすべての個体が持つ根源的なエネルギーで、紅世の徒はこれを奪う。
物語は日本の架空の都市御崎市を舞台に展開。
短編や外伝ではシャナと悠二以外のキャラクターが描かれる。
色々なメディア展開により、多くのファンを獲得している。
アニメシリーズは全3期、劇場版、OVAがある。
作品は一般に知られざる紅世の存在を描き、世界観が深く作り込まれている。