コンシューマーゲーム大辞典

フィリックス（Felix the Cat）はアメリカの漫画・アニメキャラクターで、1919年に創作された。
由来はラテン語の「フェリシアス」（幸運）と「フェーリス」（猫）。
1919年にオットー・メスマーが創作し、パット・サリバンによってアニメ化された。
初期は白黒サイレントアニメで、フィリックスの名はなかったが、後に特徴的なキャラクターに進化した。
約150本の続編が製作され、ニューヨーク・ヤンキースの公式キャラクターに。
日本では「フェリックス」と呼ばれ、戦前から1940年代にかけて人気を博した。
サリバンの死後、フィリックスの版権が混乱し、人気が低下。
第二次世界大戦後にリブートされ、新しいスタイルが確立された。
1958年にカラーでテレビアニメ化され、日本でも1960年代に放送された。
フィリックスの黄色いかばん（トリック・バッグ）は多様な物に変化できる万能の小道具。
キャラクターは正義感が強く、勧善懲悪的な物語が多い。
1997年からサイケデリックなアニメ版が放送され、様々なキャラクターが登場した。
フィリックスは21世紀に入っても親しまれており、多くのメディア展開が行われている。
ドリームワークスが2014年にフィリックスの全版権を取得した。
フィリックスは多様な仕事をし、冒険好きで独特な笑い方が特徴。
脇役としてはプロフェッサーやポインデクターらが登場し、様々な展開を見せる。
日本では、雑誌『家庭全科』に4コマ漫画が掲載され、関連商品が発売された。
1980年代には人気は高く、多くの広告やコマーシャルに利用された。
2011年には音楽イベントにフィリックスのキャラクターが登場した。