コンシューマーゲーム大辞典

プレーヤーズゲーム（PG）は、BDプレーヤーやDVDプレーヤーで動作するコンピュータゲーム通称。
主要な規格はDVDPG（DVDプレーヤーズゲーム）、BDPG（BDプレーヤーズゲーム）、UMDPG（UMDプレイヤーズゲーム）の3種類。
ムービー主体のゲームは「Interactive film」と呼ばれ、1975年の『EVRレース』が例。
1980年代から1990年代にはゲーム性が低く評価が分かれた。
DVD再生機の普及に伴い、1990年代末に「DVD game」が復活。
日本ではDVDプレーヤーでのビジュアルノベルが人気で、移植が行われた。
PS2やPS3はDVD/BDプレーヤーとして機能し、「プレーヤーズゲーム」の人気を支えた。
DVDゲームはインタラクティブな要素があり、コントローラーではリモコン操作が可能。
アダルトゲームもDVDPGとして展開され、初期作品は移植が多かった。
アメリカでは日本のDVDPGが翻訳され展開されたが、受け入れられず事業停止。
BDPGは2006年以降登場し、より高画質でのゲーム体験を提供。
UMDPGはPSP向けに展開され、18禁作品が多かった。
アダルトゲーム市場ではDVDPGが長らく占有していたが、BDPGへの移行が進んだ。
メーカー各社が多様な作品をリリースし、顧客層を広げる戦略が見られた。
DVDPGではフラグ管理が難しく、セーブ機能も制限されがちである。
主要な製品はPCゲームのデータの流用が多く、開発コストが低い傾向。
初期アダルトゲームはPC版からの移植が多く、新タイトルの登場が少なかった。
UMDPGはPSP専用で、他の一般機器での互換性がない。
業界の流通はアダルトビデオと関連が深く、異なる顧客層が形成されている。
現在も様々なメーカーがDVDPGやBDPGを開発・提供し続けている。