コンシューマーゲーム大辞典

『賭博黙示録カイジ』は福本伸行による漫画で、1996年から『週刊ヤングマガジン』で連載された。
続編に『賭博破戒録カイジ』や『賭博堕天録カイジ』などがあり、全シリーズは『カイジ』として扱われている。
2023年6月に連載が休止するまで、シリーズ累計発行部数は2100万部を超えた。
主人公の伊藤開司（カイジ）は、自堕落な生活から多額の借金を抱え、命を賭けたギャンブルに挑む。
代表的なギャンブルには限定ジャンケン、鉄骨渡り、Eカード、ティッシュ箱くじ引きなどがある。
作品はギャンブルを通じて人間の思考や生き様を描写しており、特有の擬音や表現が特徴。
1998年度講談社漫画賞一般部門を受賞。
漫画のヒットにより福本は麻雀漫画家から広く知られる存在となった。
アニメは2007年と2011年に放送され、実写映画化もされている。
2018年には中国で映画『動物世界』としてリメイクされた。
物語はカイジが借金を返済するためにさまざまなギャンブルに挑む形で展開する。
主要なキャラクターには遠藤や兵藤などおり、それぞれのストーリー上で重要な役割を果たす。
地下強制労働施設など、ギャンブルの背後には人権侵害や暴力がある設定が描かれている。
作品では人がダブルスタンダードであることや、命の価値を問うテーマが扱われている。
動的かつ心理的な駆け引きがあり、視聴者や読者の感情が揺さぶられる作りになっている。
ギャンブルのルールは独自に設定され、しばしば視聴者に驚きを提供する。
主なギャンブルは通常の勝敗とは異なり、参加者の命や自由がかかることも多い。
作品はさまざまなメディア展開を持ち、人気のあるシリーズとなっている。
ラジオドラマやゲームなど、様々な形でファンに親しまれている。
直近のシリーズ『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』が続いている。