コンシューマーゲーム大辞典

「Rime」は2017年にTequila Worksによって開発されたパズルビデオゲーム。
プレイステーション4、Windows、Xbox Oneで2017年5月にリリース、Nintendo Switchは2017年11月、Amazon Lunaは2020年10月にリリース。
物語は、少年が狐のような精霊のガイドとともに神秘的な島を探索して環境パズルを解く。
初期の開発段階では「Echoes of Siren」というタイトルで、マイクロソフトによって一度承認されたが後に却下された。
ソニーからの資金調達でPS4専用でのリリースが決定、最初のトレーラーは2013年のGamescomで発表された。
ゲームは三人称視点で進行し、少年は走ったり、登ったり、物を運んだりすることができる。
特定のイベントを引き起こすために少年が叫んだり、歌ったりすることができる。
パズルは視覚的な要素に基づき、オブジェクトを整列させることで新たな道を作り出すなどのメカニクスが含まれる。
物語は、少年が父親を海で失った過去を回想しながら進行する。
ゲームは悲しみの五段階を象徴する各エリアを探索する。
峰を越えると、実際には父親の視点からの物語であったことが明かされる。
主な影響を受けた作品には「もののけ姫」や「千と千尋の神隠し」があり、アートスタイルも評価されている。
ゲームは視覚的に魅力的だが、パズルは単調で浅いと批評された。
Metacriticで一般的に好評を得ており複数の賞にノミネートされた。
開発初期のコンセプトは、ハンティングやクラフト要素のあるオープンワールドアクションロールプレイングゲームだった。
元々はサバイバル要素も含まれていたが、最終的には削除された。
複数のプラットフォームでリリースされ、開発権は2016年にTequila Worksが再取得した。
ゲームの雰囲気や音楽は高く評価され、特に美しいアートスタイルが注目された。
ティーザーやトレーラーで高評価を受けたが、早すぎた発表が逆にプレッシャーとなったと開発者は述べている。