コンシューマーゲーム大辞典

2016年にPlaydeadが開発・販売したパズルプラットフォームゲーム「Inside」は、Xbox One用に6月に発売された。
Windows版は7月、PlayStation 4版は8月、iOS版は2017年12月、Nintendo Switch版は2018年6月、macOS版は2020年6月にリリースされた。
ゲームのプレイヤーは、ディストピアな世界で環境パズルを解きながら少年を操作する。
「Inside」は2010年の「Limbo」の後継作で、同様の2.5Dゲームプレイを持つ。
Playdeadは「Limbo」のリリース後すぐに「Inside」の開発を開始し、最初は独自エンジンを使用したが、後にUnityに切り替えた。
ゲームはデンマーク映画協会から部分的に資金提供を受けて開発された。
「Inside」は、アートディレクション、雰囲気、ゲームプレイが評価され、批評家からの称賛を受け、いくつかの賞にノミネートされた。
ゲーム内では、主人公が様々な方法で死亡し、その死亡はリアルかつグラフィックに描写されている。
プレイヤーは、隠された部屋にある光るオーブを見つけることで代替エンディングを目指すことができる。
後半では「Huddle」というモンスターを操作し、特定のエリアをクリアするために戦略が求められる。
ゲームの音楽は、サウンドデザイナーによって特別に設計され、プレイと密接に統合されている。
「Inside」は多くのゲーム雑誌やサイトで、最高のビデオゲームの一つと評価されている。
ゲームのリリース後、様々なプラットフォームでの発売が続き、特別エディションも用意された。
プレイヤーの自由というテーマを持ち、多様な解釈を可能にしたストーリーが特徴。
2022年にはPC Gamerが「Inside」を最高のPCゲームの一つとしてリストアップした。
ゲームの開発には、さまざまなアートスタイルや人間の動作が参考にされ、独特なビジュアルが生まれた。
「Inside」はプレイヤーの選択によるエンディングの違いが議論されており、ストーリーの解釈に深みを与えている。