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ウィザードリィII リルガミンの遺産

更新日 2024/11/03
ウィザードリィII リルガミンの遺産
プレイヤーはダンジョンに潜り、アイテム収集やキャラクター育成を行う。
前作『ウィザードリィ』と同じく、高い難易度と戦略性が求められるゲーム。
前作からのキャラクターデータを転送してプレイすることが前提のバランス。
FC版はPC版と異なり、データ転送が難しいため、独立したプレイが必要。
善・悪・中立のキャラクター属性が重要で、属性によって探索できる階層が異なる。
中立キャラはどのフロアでも探索できるが、僧侶やビショップなど回復系は中立に就けない。
戒律(属性)変更が可能で、友好的なモンスターを攻撃することで善から悪に変更できる。
戒律の変更は手間がかかり、思ったよりも難しい。
全6階層で構成されており、善と悪の属性フロアがあるため、プレイヤーはパーティ編成に工夫が必要。
ラスボスに相当するキャラがおらず、ゲームクリアはアイテムの持ち帰りで達成。
強力なボス戦が無く、達成感が薄いと感じるプレイヤーも多い。
前作の『狂王の試練場』に比べ、敵の強さや難易度は全体的に低下。
最強呪文「ティルトウェイト」を使う敵がほぼいない。
固定イベントで出現する「ポレ」がティルトウェイトを使う唯一の例。
ゲーム内のフロアは迷宮としての緊張感があるが、前作ほどの難しさはない。
「ル・ケブレス」は中ボス的な役割で、実際のラスボスではない。
ドットの質やグラフィックは前作より進化し、色使いが鮮やか。
武器の種類は「+1」「+2」のような単純な名前が多く、固有名が少ない。
経験値稼ぎが辛く、最上層でも効率よく稼げるモンスターが少ない。
ゲーム全体がレベル上げを要求し、経験値獲得のペースが遅い。
『ウィザードリィ』シリーズの魅力であるキャラ育成は楽しめるが、プレイのハードルは高め。
固有アイテムやマップ探索が重要で、全フロア踏破やアイテム収集に挑むプレイヤーも多い。
中立キャラを使うことで、ゲーム進行の幅が広がるが、パーティ編成に時間がかかる。
経験者にとっては物足りないが、シリーズ初心者には入門として良い作品。
「善」と「悪」の属性変更に労力がかかるが、それが独特のプレイ体験を生む。
システムやゲームデザインは当時のRPGとしては斬新で奥が深い。
手書きのマッピングを楽しむなど、プレイヤーの工夫が求められる。
キャラクターメイキングに時間をかけるのが常で、高いボーナスポイントを求めて粘ることが多い。
ゲーム全体としては、難易度のバランスと達成感に賛否が分かれる作品。
発売日
北米未発売
欧州未発売
ブラジル未発売
販売価格
6,500
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
6,081
国内売上数
0
世界売上数
0