コンシューマーゲーム大辞典

『NEUES〜ノイエス〜』は2000年に発売されたPlayStation用育成シミュレーションゲーム。
開発はイメージワークス、販売はエスコット。
プレイヤーは森の調査官として少女型アンドロイド「アン」と生活する。
1年間の育成で、愛情や魅力、感性などのパラメータを管理。
ノベルパートでの選択肢がストーリーに影響を与える。
アンは人間になりたいと願う純真なキャラクター。
サイアス・バインが主人公で、アンを保護する役割を担う。
メイファ・ラングはアンドロイドの夢を応援する研究者。
他にも町の宿屋の女将や看護婦など多様なキャラクターが登場。
ゲームの評価は分かれ、育成要素やストーリー性に賛否がある。
ファミ通クロスレビューの評価は26点（7、6、7、6）、ファミ通PSは25点（6、6、8、5）。
電撃PlayStationでは75、70の145点と高評価。
プレイ感覚はスケジュール管理に似ているとの意見も。
グラフィックは地味だが、ストーリーは感動的との声もある。
育成感が乏しいとの批評もあり、プレイヤーを戸惑わせる部分も。
複数エンディングがあり、攻略の難易度は高い。
ヒロインの名前を自分で設定できれば感情移入が増したかもしれない。
音声とテキストの間にタイムラグがあるため、体験が長く感じることも。
無名の黒衣の男がアンの過去を知っている謎の存在。

『ベイグラントストーリー』は2000年2月10日にスクウェアから発売されたPS用のロールプレイング・アドベンチャーゲーム。
『ファミ通』のクロスレビューで唯一40点を獲得し、プラチナ殿堂入りを果たしている。
2002年、2006年に廉価版が発売され、2009年よりPlayStation Storeでダウンロード販売開始。
ゲームはフルポリゴンによるリアルタイムレンダリングを使用し、シームレスな戦闘が特徴。
主人公は各エリアのボスを倒しても基本的には成長せず、武器や防具の使用経験によって能力が変化する。
戦闘はターゲットを選択し、リム（部位）を攻撃するシステムが採用されている。
攻撃するたびに「RISK」という数値が溜まり、管理が重要。
マップは23エリアで構成され、パズル要素も含まれる。
ゲームには評価称号システムがあり、プレイヤーの成績が評価される。
クリア後は新たなアイテムや能力を引き継ぎ、物語を続けることが可能。
ゲームの舞台は架空の国「新バレンディア王国」で、豊かな背景が描かれている。
アシュレイ・ライオットが主人公で、彼の過去や能力が物語の鍵となる。
シドニー・ロスタロットが敵の教団の首領で、対立が物語の骨格を成している。
ヨクス教などの架空の宗教や、魔法の概念が物語に組み込まれている。
ゲーム内で様々な魔法やアビリティが使用可能。
魔法や武器の合成システムも存在し、戦略的な要素が加わる。
キューブやトラップを使用したパズル的な要素もゲーム内に散見される。
特異なキャラクターたちが登場し、ストーリーの展開を彩る。
ゲームデザインやプロデューサーに松野泰己が関わっている。
エピソードとキャラクターはドラマティックに構成されており、プレイヤーの選択が影響を与える。

『ジェットでGO!』は2000年にタイトーから発売されたフライトシミュレーションゲーム。
プラットフォームはPlayStation、ゲームボーイカラー、Windows 98/Me。
主な目的は空港での飛行機の離陸と着陸。
離着陸を中心とするフライトモードと、運行業務を行うクルーズモードを搭載。
開発はラクジン、プロデューサーは加藤敏明。
JALが製作に協力しており、実在の機体と空港が収録されている。
限定版として、JAL機内販売用にパッケージ変更版が発売された。
離陸と着陸のスキルを磨くためのフライトモードは初級、中級、上級に分かれている。
クルーズモードでは離陸から着陸までの一貫運航が可能。
ゲーム内にミニゲーム「トーイングカーでGO!」や「マーシャラーでSTOP!」が存在。
PocketStation用に、「空ちゃんのドリンクサービス」をダウンロード可能。
使用機体には初心者用のジェットストリームスーパー31、中級者用のボーイング767-300、上級者用のボーイング747-400/300がある。
隠し機体にはボーイング737-400やMD-11などが含まれる。
イメージソング「FLY TO LOVE」があり、作詞作曲はDr.Haggy。
ゲーム雑誌『ファミ通』のクロスレビューで28点（満40点）を獲得。
続編や関連作品も存在（例：『ジェットでGO!2』『ジェットでGO!ポケット』）。
リリースに当たる多くのスタッフが関与している。
多数の協力機関があり、リアルなフライト体験を提供。

『クレージー・クライマー』は1980年11月に日本物産から発売された業務用縦スクロールアクションゲーム。
クライマーが命綱なしで高層ビルを登るというシンプルなテーマ。
プレイヤーは2本のレバーを使用して、左右の腕を操作する。
ゲームは完全4面ループ制で、2周目の難易度も同じ。
開発は日本物産の子会社日物レジャーシステムとジョルダンの共同作。
グラフィックデザインは藤原茂樹が担当。
ゲームは北米や日本の家庭用ゲーム機に移植され、多様なプラットフォームで利用可能。
プレイヤーは開いている窓にしか手をかけられず、窓が閉まると落下してミスとなる。
物体が落下する障害物や妨害キャラクター（おじゃまMANなど）が登場してプレイヤーを妨害。
各ステージの開始時にボーナスレートが設定され、クリア時にはボーナス点が加算。
クリア条件は200階建てのビルを登り、屋上のヘリコプターに手を掛けること。
「耐えのポーズ」と呼ばれる状態で両手を窓にかけることで落下を防げる。
ゲームには多くのバグ技や裏技が存在。
移植版や続編が多く、各プラットフォームでゲーム内容が強化されている。
アーケード版の評価は高く、動作や音声の反応が斬新であったとされる。
多数のメディアやプラットフォームで再リリースされている。
特定の障害物やキャラクターによってプレイヤーが苦しむシーンが存在。
BGMは著作権の関係で変更されることがあり、移植ごとに異なる曲が使用されることもある。
ゲームは操作性が高く、リズミカルな動作が攻略に重要な要素となる。