コンシューマーゲーム大辞典

『スポーツ・イラストレイテッド』（SI）はアメリカのスポーツ月刊誌で、1954年8月創刊。
創刊当初は週刊だったが、2018年から隔週刊、2020年から月刊に変更。
発行部数が100万部を超えた初のスポーツ誌であり、全米雑誌賞を2度受賞。
特に1964年からの水着特集号が有名で、毎年発行されている。
タイム社からメレディス・コーポレーションを経て、2019年にオーセンティック・ブランズ・グループ（ABG）に売却。
初代編集長アンドレ・ラゲールの下で1960年代に経営が改善され、部数が増加。
デフォードのような著名なライターを発掘し、独自の長編記事を構成する手法を導入。
1964年から毎年「スポーツマン・オブ・ザ・イヤー」を授与する伝統がある。
2023年にはAIによる虚偽記事掲載問題が発生し、2024年に大規模なレイオフが行われた。
SI誌は競合誌『スポート』と競っていたが、2000年に休刊。
有名な雑誌としてユニークなキャッチコピー「not A sports magazine， but THE sports magazine」を掲げていた。
創刊時はヨットやポロに焦点を当てていたが、スポーツファン市場に適応。
ラゲールの改革により、スタイリッシュなフォーマットやカラー写真の使用が増加。
スポーツ界の変化に敏感ながら、初期は赤字経営が続いていた。
スポーツパーソン・オブ・ザ・年の受賞者リストにはロジャー・バニスターやモハメド・アリが含まれる。
クリス・ストーンが2019年に編集長を退任、媒体運営に変化が見られた。
SI誌の表紙には選手やチームの運命に関するジンクスが存在すると言われている。
大谷翔平や大坂なおみなども表紙を飾ったことがある。
購入後、ABGはSIに対する新たな機会を創出する意向を示している。