コンシューマーゲーム大辞典

3DO Interactive Multiplayer (3DO)は、The 3DO Companyが開発した家庭用ゲーム機。
トリップ・ホーキンスが設立し、電子アーツの創業者である。
3DOはハードウェアではなく、ライセンス可能な仕様セットとして設計された。
パナソニックが初のモデルを1993年に発売、他の製造者にはゴールドスター、サンヨー、サムスンなどが含まれる。
1996年に製造中止が決定された。
競合他社（セガ、ソニー）と比べ、販売不振だった原因は市場の過熱と評価の分かれたため。
低いロイヤリティ（US$3）がゲームパブリッシャーに魅力的だった。
ハードウェアデザインはデイブ・ニードルとRJ・ミカルによる。
ゲームタイトルは多く存在したが、特にアーケードの移植が注目された。
最初の販売価格はUS$699だったが、後に価格が下がった。
市場投入時にゲームが1本しか用意されなかった。
コンソールの失敗は、プロデューサーとソフトウェア開発者の連携不足とその結果としての不十分なゲームラインナップに起因。
3DOの技術はDVDやビデオオンデマンドサービスに応用可能と考えられていた。
国際的には750，000台が販売されたが、特に日本市場では成人向けコンテンツのプラットフォームとされるようになった。
複数のハードウェアバージョンが存在し、それぞれ異なる特徴を持つ。
互換性のあるコントローラーが販売され、最大8台まで daisy-chained 可能だった。
ソフトウェア開発は他社に委託されたが、適切な連携が欠けていたため失敗。
エレクトロニック・アーツなどが広告を展開したが、結果として販売は振るわなかった。
最終的には多プラットフォーム企業に再構築された。