コンシューマーゲーム大辞典

プリント倶楽部（略称プリクラ）は、インスタント写真を撮影し印刷する自動販売機。
1995年にアトラスが発売し、後にセガの商標となる。
2000年頃に女子中高生を中心に大ヒットし、「kawaii文化」の一部とされる。
機能として、自分撮りや画像加工、フレーム・スタンプの追加が可能。
1990年代後半から2000年代前半にかけて、各社から類似機種が登場しブームが加速。
デジタル化の進展により、写真の加工や編集が容易になった。
現在の機種では細かな微調整や編集機能が充実している。
過去には設置台数が5万台を超えていたが、現在は約1万1000台に減少。
ユーザー向けのアプリや会員サービスが提供され、デジタル画像の管理が可能に。
スマートフォンの普及により、シール不要で画像データのみのニーズが増加。
プリクラの発明者、佐々木美穂がアトラスで開発を始めた背景がある。
昔のプリクラは目や肌の色調整などの機能があり、撮影データの管理も行われていた。
近年、プリクラ事業から撤退する企業が増えているが、フリューはシェアを4割持っている。
セガは2020年にプリントシール機市場へ再参入する意向を示した。
プリクラが友人のつながりを視覚化し、文化として定着している。
多くのメーカーが撤退し、フリューが業界で唯一の独占状態に近い。
アトラスは中国進出を試みたが、事業は不調に終わった。
プリクラ市場は短い商品サイクルで進化を続けている。