コンシューマーゲーム大辞典

『ヘラクレスの栄光』シリーズはデータイーストによって開発されたコンピュータRPG。
1987年から1994年までに4作が発売され、外伝作品も存在。
ギリシャ神話を基にし、ヘラクレスがタイトルキャラクターとして登場。
実際の主人公は『闘人魔境伝』と『動き出した神々』の作品にのみヘラクレスであり、他作品では助っ人として登場。
中ボス戦での会話機能や、アイテムが販売できるシステムが特徴。
難易度が高く、特に若年層プレイヤーに苦戦が報告された。
フィールドマップと町が同一マップで展開される。
武器や防具には耐久力が設定されており、戦闘によって減少する。
ヘラクレスは魔法を使用せず、MPが0と設定。
戦闘は一対一形式で、敵に属性があり、武器に応じた有効な攻撃が求められる。
ストーリーはハデスに囚われたビーナスを救う内容で、ゼウスがヘラクレスに冒険を命じる。
音楽は中本博通が手掛け、NPCキャラクターのアドバイスが時に逆効果となることがある。
ゲームバランスや難易度、謎解きの理不尽さが批判されることがある。
後の作品は基本的に初作の作風を継承。
『魂の証明』ではヘラクレスが魔法を使用する設定への変更がある。
シナリオは野島一成による執筆。
新作『ヘラクレスの栄光』が2008年に発売予定。
グラフィック面ではポリゴンと一枚絵を組み合わせた形式が採用されている。
各種仕様や難易度調整が行われたり、再配信が行われたりしている。
音楽が特徴的で、ギリシャの民族音楽を取り入れた作曲がされる。
仲間の描写や、特定のキャラクターにまつわるエピソードが多い。