コンシューマーゲーム大辞典

『ダンジョンズ＆ドラゴンズ』(D＆D)は、1974年にアメリカで初めて制作されたファンタジー・テーブルトークRPG。
RPGの原点であり、最も広くプレイされるゲームとして知られている。
ゲイリー・ガイギャックスとデイヴ・アーンソンが共同でデザインし、最初はTSR社から販売された。
2022年12月から、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト日本支社が日本語版を発売開始。
バージョンは同社による複数の改版があり、第3版（2000年）、第4版（2008年）、第5版（2014年）が登場。
D＆Dは基本的に「ダンジョン探索」と「モンスター戦」を中心にしたゲームプレイスタイル。
プレイヤーは種族とクラスを選び、キャラクターを作成。その後、能力値や技能、特技を取得して成長する。
行動判定は前のバージョンでは複雑だったが、第3版以降は統一された判定方法に改訂。
戦闘は、アーマークラスを基にしたシンプルなルールで行われ、プレイヤーはサイコロを用いる。
D＆Dはミニチュアを使用したゲームスタイルで、専用のフィギュアも多く販売されている。
第3版以降はd20システムが採用され、他のRPGにも影響を与えた。
日本では、1985年に新和社から日本語版が出始め、その後メディアワークス、ホビージャパンと展開が続いた。
D＆Dは多様なキャンペーンセッティングが存在し、ダンジョンマスターの裁量で世界が構築される。
映画や小説シリーズ、コンピュータゲームとしても多くのメディアミックス展開が行われている。
アメリカでは社会的批判や誤解も受けたが、多くのファンに支持され続けている。
2022年から新たにウィザーズ・オブ・ザ・コーストによる日本語版の展開が始まった。
今後の展開として、2024年には次世代のバージョンが予告されている。