コンシューマーゲーム大辞典

Oculus Questは、2019年5月21日に発売された初代のバーチャルリアリティヘッドセット。
Oculus（現Reality Labs）が開発し、Facebook社の一部である。
スタンドアロン型で、AndroidベースのOSを使用。
6自由度のポジショナルトラッキングを内蔵センサーとカメラを利用してサポート。
”Guardian”区域から出た際の安全機能「Passthrough」も搭載。
Oculus Link機能により、PCとUSB接続してOculus Riftソフトウェアを使用可能。
コストパフォーマンスや利便性が評価される一方、前方に重心が寄りすぎる点やPCベースのVRゲームにおける画質の低下が批判された。
発売時の価格は64GB版が$399、128GB版が$499。
2020年に後続モデルOculus Quest 2が発売。
Qualcomm Snapdragon 835を搭載し、内部で4GBのRAMを使用。
ディスプレイは各目で1440×1600の解像度、72Hzのリフレッシュレート。
手の追跡機能が2020年初頭に追加され、特別なハードウェアなく手のジェスチャーを認識。
ヘッドセットは物理的な瞳孔間距離調整機能を持つ。
Oculus Touchの第二世代コントローラーを使用、トラッキングリングの位置が改良されている。
公式のイヤフォンやトラベルケースも販売。
Oculus Storeでのソフトウェア配信に際しては厳格な基準が適用される。
発売後2週間で$5百万のコンテンツが売れ、Questは高い維持率を示した。
2023年にはソフトウェアサポートが段階的に終了し、2024年までの更新は維持・セキュリティパッチに限定。
Oculus Linkを利用したPC VR機能が評価され、QuestシリーズがRiftシリーズに取って代わる可能性が示唆された。