コンシューマーゲーム大辞典

備考：勇者シリーズで唯一のファミコンソフト
ゲーム内容
ロボットアニメ「太陽の勇者ファイバード」を原作としたアクションシューティング
全4話構成だが、レスキューステージ追加により全10ステージ相当
目的はドライアス軍の作戦を阻止し、最終決戦で撃破すること
各話は救助隊によるレスキュー→戦闘機ステージ→合体ロボ戦の流れ
テレビ版の主要エピソードをゲーム風に再構築
システム・攻略要素
ゲームスタート時に主人公選択（ケンタ＝易しい、カトリ＝難しい）
残機とライフ併用制
強制スクロールで、地形に挟まれると即ダウン
レスキューステージで時間内に目的達成できないと残機無関係でゲームオーバー
レスキューメカ5体を状況に応じて切替可能（性能差あり）
レベルアップ型の武器強化アイテム
途中で変形し、人型ロボ形態で後半ステージへ突入
ボス戦は武器切替と回避が攻略のポイント
初見クリア可能な難易度で、残機稼ぎも可能
ホーミング武器が強力で、回避しながら撃つだけで突破できる場合が多い
武器によって溜め撃ちの動作が異なり、使い分け要素あり
ライフ回復アイテムは部分回復のみ（フル回復なし）
ミラクルやタイムなどランダム性のあるアイテムで展開が変わる
音楽・サウンド・声優
タイトル画面にテレビアニメ版OP楽曲のイントロを採用（GB版と差別化）
合体・変形シーンなどに簡易アニメ演出あり（ボイス無し）
全体的にFC後期らしい迫力ある効果音
評価
レビューでは「オーソドックス」「簡単」「原作ファンなら楽しめる」という意見が中心
ボスはホーミング武器で逃げ撃ちするだけで倒せてしまう点が指摘
初見クリア可能な難易度で敷居が低い
ファン向けキャラゲーとしては及第点の評価
総評
かわりに難度を抑え、演出と雰囲気再現を重視したシューティング作品
レスキューシーンの追加でストーリー再現と遊びの幅が広がっている
アニメファン、小学生向けとしては十分まとまった内容
反面、硬派なシューティングファンには物足りないバランス
勇者シリーズ唯一のFC作品としてコレクション価値あり