コンシューマーゲーム大辞典

日本で発売されていないので発売日はアメリカです。
価格は51ドル25セントで当時のおおよその相場で円(239円)にしています。
Microvisionは1979年11月にMilton Bradley社によって発売された初のハンドヘルドゲームコンソールで、カートリッジの交換が可能。
発売当初の価格は49.99ドルで、2023年では212ドルに相当する。
設計者はJay Smithで、後にVectrexを設計することになる。
ポータビリティとカートリッジシステムが組み合わさり、初年度に1500万ドルの売上を達成。
しかしカートリッジの数が少なく、小型の画面、既存企業からのサポート不足により1981年に終了。
Microvisionは任天堂のGame Boyの発展に影響を与えた。
コンソールにはCPUが搭載されておらず、各ゲームカートリッジに独自のプロセッサが使用されていた。
最初のカートリッジはIntel 8021およびTexas Instruments TMS1100プロセッサを使用。
TMS1100はメモリが多く、低消費電力であったため、その後すべてのカートリッジでTMS1100に変更。
早期のMicrovisionは2つのバッテリーを必要とし、後に1つのバッテリーに変更された。
スクリーンの「スクリーンロット」や静電気放電（ESD）による損傷が主な問題。
ユーザーの静電気放電によるゲームユニットの破損が多く報告され、重大な問題となった。
キーパッドの設計上の問題があり、ボタンのフィードバックが不十分であった。
欧州では、Microvisionのゲームは幅広い年齢層に対応していた。
カートリッジケースは米国ではベージュ、欧州ではさまざまな色があった。
Microvisionは1981年の『Friday the 13th Part 2』に登場した。
現在、Microvisionユニットとカートリッジは希少であり、いくつかの問題に対して脆弱である。