コンシューマーゲーム大辞典

『キングスフィールド』（KF）は、フロム・ソフトウェアが1994年に発売したPlayStation用ロールプレイングゲーム。
正規ナンバー4作、外伝2作、RPG作成ソフト1作の計7作が存在。
コマンド式ターン制が主流の日本製RPGの中で、一人称視点のアクション性を採用した作品。
シリーズ名は『3DリアルタイムRPG』として分類。
初作は1994年12月16日発売、続編も短期間でリリースされ人気を獲得。
開発の背景には、コンピュータゲーム制作への参入を決定した経緯がある。
ゲームは探索型で、ダンジョンの構造や現在地が不明な状態で進行するため、難易度が高い。
シリーズは後に海外に展開、特に欧米市場で人気を得た。
『KF2』から『IV』では一部システムが改良され、便利な要素が追加。
外伝作品ではシステムが一新され、町での移動やエンカウント方式が変更された。
聖剣「ムーンライトソード」はシリーズを通してのシンボルで、強力な武器として登場。
魔法システムや「魔法剣」などの特殊な戦闘要素が存在。
主人公や重要キャラクターが多数登場し、彼らの物語が描かれる。
一人称視点での冒険による立体的なダンジョン探索が特徴的。
シリーズの成長は各作品のフィードバックから進化している。
評価は当初両極端だったが、攻略法が確立されるにつれて人気が高まった。
グラフィック性能の問題から家庭用ゲーム機に移行して成功を収めた。
シリーズ全体を通して深いストーリーがあり、キャラクターの背景が豊富に描かれている。
『アーマード・コア』など他のフロム・ソフトウェア作品に技術が活かされている。
プレイヤーの選択がストーリーやキャラクターに影響を与える要素もある。
チュートリアルが無く、直感的な操作が求められるスタイル。