コンシューマーゲーム大辞典

零（ゼロ）はテクモから発売されたホラーゲームシリーズで、最初の作は『零 zero』。
最新作は『零 月蝕の仮面 リマスター』。
シリーズは「project zero」としても知られている。
2001年12月にPlayStation 2で第1作目が発売され、その後シリーズ化。
最大の特徴はカメラを使ったゲームシステムであり、日本の過去の時代設定（明治・大正・昭和）を基にした和風のホラー。
日本国外版はFATAL FRAMEやPROJECT ZEROなどのタイトルで移植（輸出）された。
主なゲームシリーズの累計発売本数は2014年時点で130万本。
メディアミックス展開として、ホラーアトラクション、小説、映画、漫画が存在。
各作品内で異なるタイプの怨霊や霊を撮影することで進行するストーリー。
ストーリーはマルチエンディングとなっており、選択肢によって異なる結末に到達する。
ゲーム内での敵は怨霊で、射影機を使用して戦う。
シリーズ全体にわたるテーマとして、呪いと儀式が深く関わっている。
ゲームの舞台となる場所は、儀式の失敗によって起こる災厄や人身御供が影響する呪われた土地。
シリーズにはスリリングな演出や、意図的にプレイヤーを恐怖にさらす要素が数多く存在する。
重要アイテムとしてケータイ機能が登場し、射影機を使った除霊が核心テーマ。
他のホラーゲームと異なり、和風の文化や信仰に基づくストーリー展開が独自の魅力を生んでいる。
『心霊カメラ』などの外伝的作品も存在し、主にアンバランスな恐怖をテーマにしている。
零シリーズのキャラクターたちはそれぞれ独自の背景やドラマを持ち、物語に深みを与えている。
ファンが多く、将来的な続編やリメイクに期待が寄せられている。
ゲームデザインや物語の展開にしっかりとした計画があり、新しい作品がリリースされ続けている。