ファミリーコンピュータ

キョロちゃんランド

更新日 2025/09/26
キョロちゃんランド
元作品:海外『Castelian』(さらに原作は『Nebulus』)
ゲーム内容
キョロちゃんが「塔」を登っていくアクションゲーム。
エレベーターや足場を使い、制限時間内に塔頂上の扉へ到達でクリア。
全8面構成。各ステージ後にボーナスステージあり。
物語:突如現れた塔の謎を解き、平和を取り戻す冒険。
敵は『Castelian』由来のデザインで、キョロちゃんとは無関係。
攻撃手段:チョコボールらしき飛び道具。ただし倒せるのは一部の敵のみ。
システム・攻略要素
操作:十字キー+攻撃ボタン。ジャンプは方向キー+Aの同時押し。垂直ジャンプ不可。
コンティニュー:2回まで可能。さらにパスワードで再開できる。
FC版:ステージクリア時に4文字パスワード表示。
オプション:難易度「NOVICE」と「HERO」を選択可。HEROは制限時間減少が速く、ノーコンティニュー仕様。
不可視の落とし穴多数 → 記憶必須の“覚えゲー”。
敵に触れると下の階層に落とされる。進行に利用する場面もあり。
制限時間が極端に短い。迷うと即ゲームオーバー。
ランダムで出現する「原子状の無敵敵キャラ」はジャンプ越え不可。出現位置次第で詰み。
音楽・サウンド
タイトル画面とボーナスステージのみBGMあり。
本編プレイ中は効果音のみ(足音や敵出現音)。
設定変更でBGMを流すことは可能だが、その場合はSEが消える仕様。
SEが消えると敵接近が分からず攻略難度が上昇。
評価
難易度:非常に高い。子供向けキャラゲーとしては不適切。
操作性:ガクガクでジャンプ判定がシビア。嘴の当たり判定も厳しい。
グラフィック:塔の回転表現やアニメーションは評価される。
雰囲気:暗く不気味。キョロちゃんの明るいイメージに合わない。
文章:ゲーム中テキストは英語表記のまま。日本語はタイトルのみ。
パッケージ:チョコボール外箱風デザイン。可愛らしいが内容と乖離。
総評
実態は『Castelian』のガワ差し替え作品で、キャラとゲーム性が噛み合わず。
難しすぎて対象年齢層を完全に外した「キャラゲーの皮をかぶった高難易度アクション」。
トラウマ級の雰囲気で「キョロちゃんに謝れ」と言われるほど。
しかしグラフィックや塔の立体回転表現は技術的に評価可能。
市場流通量が少なく、現在は高額プレミア品として取引されている。
まとめると、 / 「キャラクター人気に頼って強引に売り出したが、実態は不気味で極悪難易度の輸入改変ゲーム」 / という評価になります。
発売日
北米1991/6/1
欧州1993年
ブラジル未発売
販売価格
5,800
駿河屋価格
※箱説付き金額を優先
19,800
国内売上数
0
世界売上数
0

駿河屋価格チャート

※箱説付き金額を優先
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