コンシューマーゲーム大辞典

『絶体絶命都市』は2002年にアイレムより発売されたPS2用ゲーム。
主な舞台は人工島「首都島」で、地震による崩壊からの脱出を目的としたアクションアドベンチャーゲーム。
シリーズ化され、続編が3作リリースされている。
日本以外でのタイトルは、韓国ではそのまま、北米では『Disaster Report』、欧州では『SOS The Final Escape』。
主人公は報都新聞の記者、須藤真幸で、彼を操作して物語が進行する。
ゲーム内では様々なアイテムを利用し、仲間と協力して行動する必要がある。
地震による崩壊や余震は予測できるが、特定のタイミングで起こるため、一度のゲームオーバーで学習可能。
プレイヤーの行動によってエンディングは全7種類に分岐し、好感度も影響する。
主なヒロインは相沢真理と比嘉夏海で、ストーリーの進行によってどちらかとパートナーになる。
地震の原因には、人工島の構造的欠陥が関連していることが後に明らかになる。
各キャラクターそれぞれに背景や個性があり、エンディングにも影響を与える。
ゲーム内に隠されたコンパスは収集要素として存在し、2周目以降に持ち越せる。
複雑な人間関係や陰謀がストーリーに絡む。
エンディングには救助されるものや運命を共にするものが含まれる。
プレイヤーの選択によってストーリーの展開が大きく変わる。
ゲームシステム上、主人公の水分補給管理やアイテムの組み合わせが重要な要素となっている。
人間の恐怖や絶望をテーマにするため、通常のアクションゲームとは一線を画す。
各キャラクターには、声優がキャスティングされている。
プレイヤーはノンプレイヤーキャラクターとの交流を通してストーリーを進める。
ゲームのリアルな地震表現は、実際の被災地を参考にしている。