コンシューマーゲーム大辞典

『せがれいじり』は1999年に発売されたPlayStation用のゲーム。
開発元はエニックス（現・スクウェア・エニックス）。
続編『続せがれいじり 変珍たませがれ』も発売された。
原作者の秋元きつねはCG制作やバンド活動経験がある。
CMキャッチコピーは「プレゼントに最悪」。
ゲームはシュールで斬新な内容が受け、約17万本を売り上げた。
プレイヤーは主人公「せがれ」を操作し、「セケン」と呼ばれる独特な3D空間を探索。
アイテム「オキモノ」との接触で作文を作成し、ゲームが進行するシステム。
本作のテーマは「おバカに徹する」ことで、意図的にくだらなさを追求している。
下品な表現や内容から「バカゲー」の代表作として評価されている。
タイトルの「せがれ」は「陰茎」と「オナニー」を示唆していると推測されているが、秋元は意図していない。
ゲームにはシンプルな操作方法がある。
舞台は「ふすま」で区切られた箱庭で、移動には乗り物を使用。
エリアの種類には地上、水面、壁、山、宇宙などがある。
オキモノと接触することで新しい作文を作り、それによってストーリーが進行。
作文によって奇妙なおバカなムービーが展開される。
複数のミニゲームが存在し、プレイヤーが挑戦可能。
キャラクターのデザインや展開に独自のスタイルが反映されている。
ゲームの後、エンディング後に無制限で作文作成が可能になる。
秋元きつねは、このゲームの意図やテーマを解説したサイトも設けている。