コンシューマーゲーム大辞典

『ガントレット』は1985年にアタリが発表したファンタジーRPG風のアクションゲーム。
日本ではナムコが初代を販売し、SNKが続編を輸入して販売した。
本作の特徴は複数のプレイヤーによる参加が可能で、協力や対立をしながらプレイできる点。
ヘルスは敵から受けるダメージと時間経過で減少し、食べ物や現実のコインで回復可能。
ゲームはエンディングのないループ形式で、レベル8からが本番となる。
プレイヤーは様々なキャラクター（ウォリアー、ヴァルキリー、ウィザード、エルフ）から選択可能。
各キャラクターには異なる攻撃方式や能力が設定されている。
アイテムやポーションによってパワーアップが可能で、戦略的なプレイが求められる。
敵キャラクターにも多様性があり、レベルに応じた強さでプレイヤーに挑む。
プレイヤー同士のアイテム取得競争があり、連続取得による得点倍率が発生する。
主なアイテムには宝物、食べ物、飲み物、鍵、ポーション、Hidden Potionがある。
ジェネレーターから敵が発生し続け、破壊することが攻略の鍵となる。
アーケード版は大型筐体が使用され、日本国内向けに仕様が変更された。
1990年にはセガからゲームビジョンシリーズとしても発売された。
移植版はオリジナルを尊重しつつアレンジを加えたことで好評を得た。
以後、続編やリブート版も制作されており、シリーズは継続している。
シリーズには多様なプラットフォーム向けのバージョンも存在する。
最新作は2014年にSteamでリリースされ、キャラクター毎に固有のスキルが用意されている。
移植開発にはエムツーが関わり、基本的なプレイ感覚も再現されている。
数多くのプレイヤーに親しまれており、レトロゲームとしての価値が高い。