コンシューマーゲーム大辞典

『ロボコップ』は1987年に公開されたアメリカのバイオレンスSFアクション映画。
主人公は殉職した警官アレックス・マーフィがサイボーグ「ロボコップ」に復活。
残虐描写が特徴で、当時のヒーロー作品とは一線を画している。
同年に公開された『ターミネーター』と同様に低予算ながらヒットし、興行収入は5300万ドルを超える。
続編に『ロボコップ2』や『ロボコップ3』、テレビシリーズ、アニメ、アメコミが制作された。
近未来のデトロイトが舞台で、オムニ社が警察を民営化。
デトロイト市警の過酷な状況が描かれ、警察官たちのストライキが計画されている。
ロボット警官「ED-209」が暴走する場面が印象的。
マーフィはクラレンス一味によって重傷を負い、サイボーグとして復活後に自我を取り戻す。
ルイス巡査との関係性や、彼女の助けによりマーフィの記憶が蘇る過程が描かれる。
最終的にジョーンズ副社長との対決に至り、ロボコップとしての使命を全うする。
映画はアカデミー賞にノミネートされ、特に音響編集賞を受賞。
脚本・監督・音楽も評価されている。
2014年にはリメイク版も制作され、公開された。
主題にはサイバーパンク的な要素が含まれ、人間性と機械性の葛藤がテーマ。
皮肉な現代社会やブラックユーモアが随所に見られる。
ロボコップが使用する拳銃「オート9」は特徴的なデザインを持つ。
本作は後のヒーロー映画に影響を与え、多くのフォロワー作品を生み出した。
文化的な影響も大きく、様々なメディアで引用・パロディされている。
作品に登場するキャラクターや設定は独自の世界観を形成している。