コンシューマーゲーム大辞典

基本情報
タイトル：The Terminator（NES）
プラットフォーム：Nintendo Entertainment System（日本でのFC互換）
ジャンル：横スクロールアクション＋シューティング＋ドライビング
発売：1992年12月
パブリッシャー：Mindscape / Bethesda Softworks
開発：Radical Entertainment
映画「ターミネーター」を題材とするライセンス作品
主人公はカイル リースとして戦うゲーム
ゲーム内容
スタート地点は未来の戦場から始まり、その後1984年のロサンゼルスへ移行
映画序盤の未来戦争、警察署襲撃、工場内最終決戦などをプレイ
敵はターミネーターシリーズの機械兵やストリートギャング、警察官など
ステージ構成はアクションパートと車両操作パートで構成
途中でサラ コナーと合流して護衛要素が加わる
システム・攻略要素
操作：ジャンプ、射撃、投擲（グレネード）
武器は銃と手榴弾をステージ中で回収して使用
ライフ制だが、残機が尽きるとコンティニューがなくゲームオーバー
ステージ難度が非常に高く、初見殺しの配置と落下死が多い
敵耐久が高く弾薬管理がシビア
車両ステージは障害物回避と射撃を同時操作する高難度構成
ボス戦は特定の武器で弱点を狙い撃つ必要がある
音楽 / 効果音
BGMは単調で映画のメインテーマに寄せた雰囲気のみ残る
効果音は評価が低く、安っぽいと指摘されることが多い
画面効果含め、緊迫感演出に成功しているとは言いがたい仕上がり
評価
グラフィックは当時の水準としても粗く、背景や敵キャラ表現の弱さが指摘されている
操作性が悪く、難度が理不尽と酷評が多い
残機制でコンティニュー不可な点が最大の不満点
映画再現要素は薄く、ファンゲームとして物足りないという声
一方、B級アクションゲームとしてはカルト的人気を持つ
総評
強烈な難度と粗削りなゲームデザインにより、評価は低いが逆に印象には残る作品
映画ファン向けのファンアイテムとしては価値があるが、ゲームとしては人を選ぶ
クリアまでの難度は極めて高く、挑戦精神向けのタイトル
現在ではレトロゲーム界隈でネタ扱いされることも多い