コンシューマーゲーム大辞典

Atari Lynxは1989年9月に北米で、1990年に欧州と日本で発売された16ビットの携帯型ゲーム機。
カラー液晶ディスプレイを搭載した最初の携帯ゲーム機。
4MHzの65C02 CPUとカスタム16ビットブリッターを搭載し、任天堂のゲームボーイよりも高性能。
Epyxによって開発され、元Amigaのデザイナーが関与。
1991年に小型モデルのLynx IIに置き換えられ、最終的に1995年に販売停止。
総計73本のゲームがリリースされ、販売台数は約700万台。
開発過程で多くの企業が協力を辞退し、最終的にAtariが生産・販売を担当。
Lynx IIはバッテリー寿命の向上や改善されたハードウェアを備えた。
Lynxは当時最も高価なコンポーネントがLCDディスプレイで、低コストの選択が影響した。
8プレイヤーまでのネットワーク機能を持ち、Comlynxケーブルで接続可能。
魅力的なカラーパレットとスプライトの拡大・縮小機能を持っていた。
初期のカートリッジデザインは収納が難しく、改良が行われた。
Sega Game GearやNEC TurboExpressと競合。
1995年までにLynxのサポートは正式に終了した。
無名の家庭用ゲーム開発コミュニティがゲームのサポートを続けた。
Atariは2008年にエミー賞を受賞した。
2022年にAtariの人気タイトルが再リリースされた。