コンシューマーゲーム大辞典

『最遊記シリーズ』は峰倉かずやによる漫画作品群の総称。
主要作品には『最遊記』、『最遊記RELOAD』、『最遊記RELOAD BLAST』などがある。
物語は『西遊記』をモチーフにしており、玄奘三蔵とその仲間たちが西を目指す旅を描いている。
初刊行は1997年に共に、エニックスの『月刊Gファンタジー』に連載が開始された。
2002年に連載が終了し、その後は『コミックZERO-SUM』に移籍して新たに連載が続けられた。
作品はOVA、テレビアニメ、劇場アニメ、ノベル、小説、ゲーム、舞台など幅広くメディア展開されている。
2021年1月時点での全世界累計発行部数は2500万部を突破。
物語の舞台は桃源郷で、500年前の妖怪の復活を阻止するための旅が描かれる。
作品に登場するキャラクターは多くが『西遊記』に基づいたものであるが、オリジナル要素も含まれる。
峰倉かずやは音楽（特にB’z）からインスパイアを受けて作品全体のイメージを構築している。
作品のストーリーには、作者による構想が20年以上に及び、時間軸が複雑な要素を持つ。
複数の外伝が存在し、二次創作的な要素も強く持っている。
漫画の連載は2012年に再開されるなど、作者の健康状態に影響されながら続いている。
最遊記シリーズは、特にビジュアルやデザインにおける美形キャラクターが多く注目されている。
各メディア展開には制作チーム、脚本家、音楽家が関わっており、アニメや舞台の品質を高めている。
シリーズは演劇・ミュージカル化されることも多く、継続的に新しいプロダクションが行われている。
特にOVAやテレビアニメ版は、原作のエピソードを忠実に再現しつつもアニメオリジナルのストーリーを展開。
作品の全体を通して、人間と妖怪との共存というテーマが一貫して描かれている。
主要キャラクターの役割や性格は原典からの持ち味を活かしつつ、個別にアレンジされている。