コンシューマーゲーム大辞典

『ゼロの使い魔』はヤマグチノボルによる日本のライトノベル。
MF文庫Jより刊行され、イラストは兎塚エイジが担当。
全22巻で、作者は20巻までを完成させたが、その後に亡くなった。
2015年にプロットが完成していたため、別の人物が続巻を引き継ぐこととなった。
第21巻が2016年に発売され、最終巻の第22巻は2017年に刊行された。
作品の主人公は平賀才人で、異世界ハルケギニアに召喚された東京の高校生。
召喚したのは魔法学園の学生、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。
才人は使い魔「ガンダールヴ」として描かれ、様々な武器を扱う。
物語は、ルイズとの関係とエルフとの対立を軸に展開。
異世界では月が二つあり、四系統の魔法と虚無の魔法が存在する。
主要な舞台はトリステイン王国のトリステイン魔法学院。
作品にはスピンオフ小説や漫画、テレビアニメもあり、関連作品が多く展開されている。
ライトノベルとしては680万部以上の累計発行部数を記録。
ガンダールヴと呼ばれる使い魔の力を持つ主人公と、魔法の才能が乏しいヒロインとの成長が描かれる。
現在でも多くのファンに親しまれており、関連商品も多数存在する。
キャラクターソングやゲームなど、メディアミックス展開が豊富。
さまざまな媒体でのコラボレーションや関連イベントも行われている。
アニメはシリーズに分かれ、全4期が制作されている。
キャラクターや物語設定の緻密さが評価されている。
2006年度から2012年度にかけて人気投票で多くのキャラクターが評価を得ている。