コンシューマーゲーム大辞典

『高橋名人の冒険島』は1986年にハドソンから発売されたファミコン用の横スクロールアクションゲーム。
主人公は高橋名人で、恋人ティナが敵キャラクターのキュラ大王にさらわれる。
本作はセガのアーケードゲーム『ワンダーボーイ』の移植版であり、キャラクターの差し替えが行われた。
累計出荷本数は105万本で、日本国内で大ヒットした。
テレビアニメ『Bugってハニー』としても展開された。
ゲームは8つのエリアで構成され、各エリアにボスが存在する。
操作キャラクターは敵や障害物に触れるとミスになり、バイタリティゲージの管理が必要。
秘密アイテム「隠しタマゴ」を収集することで、ゲームの進行や得点を有利にする要素がある。
グラフィックや音楽に変更があり、一新されたBGMが追加された。
ボスはエリアごとに異なる顔を持ち、攻撃方法や耐久力が変化する。
ゲームはシリーズ化され、続編も数多く展開されたが、スーパーファミコンの登場により人気は移行していった。
様々なアイテムが登場し、フルーツを集めたり武器を使用したりすることでゲームを進める。
コンティニューシステムとして「ハチ助」が登場し、ゲームオーバー時に役立つ。
隠しアイテムやボーナスステージによる得点アップ要素が多様化。
高橋名人の冒険島IVは、ファミコン最後の任天堂公認ソフトとしても知られる。
初代高橋名人の冒険島から続くストーリー情景が強化されている。
高橋名人はその後も各種媒体で登場し続け、ゲーム文化の象徴の一つとなった。
本作のゲームプレイはシンプルだが、難易度は比較的高く、完全に駆け抜ける必要がある。
テクニックやタイミングが重要で、経験を積むことでより楽しめる設計になっている。
様々な移植版やリメイクが行われ、古典的な名作として現在も愛されている。