コンシューマーゲーム大辞典

『Lの季節 〜A piece of memories〜』は1999年にトンキンハウスから発売されたプレイステーション用デジタルノベル。
物語は「現実界」と「幻想界」という二つの舞台で異なる主人公の物語が展開する。
プレイヤーは物語の冒頭で主人公を選択し、進行状況に応じて選択肢が変化する「IPS（口出しシステム）」を搭載。
2001年に『Missing Blue』と続編『Lの季節2 invisible memories』が発売された。
主人公上岡進は聖遼学園の新聞部員で、連続意識喪失事件の調査を行う。
桐生真は上岡の同級生で、バンド「ZAP」のリーダーとして音楽コンクールに出場する。
作中のキャラクターには天羽碧、星原百合、弓倉亜希子、東由利鼓など多彩なキャラクターが存在。
各キャラクターは異なる背景や性格を持ち、物語に深みを与える。
-物語には神秘的なアイテム「七角ペンダント」や「魔水晶」が登場し、ストーリーの展開に影響を与える。
ゲームには複数のエンディングがあり、プレイヤーの選択により結末が変わる。
初期のゲーム構想では、主人公は警備員という設定だった。
キャラクターデザインは渡辺明夫が担当し、シナリオは石川克世が手がけた。
ゲームのオープニングテーマは小松未歩が歌う「手ごたえのない愛」。
1999年に様々なメディア展開（攻略本、サウンドトラック、ドラマCD）が行われた。
学園祭が物語の重要な舞台となっている。
主要キャラクターは各自の背景ストーリーが描かれ、個々の目的が物語に絡む。
ゲーム内の事件やキャラクターの内面が複雑に交錯するドラマ性が特徴。
プレイヤーによる選択の結果次第で、シナリオの見え方が異なる。
『Lの季節2 invisible memories』では前作のキャラクターが再登場する。
ゲームの界隈では評価が高く、多くのファンに支持されている。