コンシューマーゲーム大辞典

ジャンル：パチンコシミュレーション
収録台数：8機種
（FEVER PACHI-LEAGUE SP/GP/DX、FEVER SAINT SP/GP/DX、FEVER WANTED FX/JX）
ゲーム内容
実機の演出・動作を3Dで再現した家庭用向けパチンコシミュレーター。
「攻略モード」と「ランキングモード」を搭載。
ドラム式WANTEDなどSANKYOらしい多彩な演出台を収録。
ランダムリーチ・プレミア演出などをムービーで解説。
視点変更がほぼ自由に可能。
システム・攻略要素
アナログコントローラ対応、回転型コントローラにも対応。
パチセンサー機能をコントローラ操作可能。
オートプレイ設定あり（詳細度は低め）。
データ閲覧機能が充実しており、実機研究に使える内容。
ラウンド消化のスピードが遅い点が不満として指摘。
ウォンテッドは通常図柄でも時短が付く再現要素あり。
演出発生時の処理落ちやテンポの悪さを感じる場面あり。
明度・彩度が高く実機とのギャップが目立つとの指摘。
玉の音量を消せず、常に効果音が鳴り続ける仕様。
音楽・サウンド・声優
実機に近い効果音・演出音を再現。
ただし玉の効果音が常時鳴るため、気になるとの声が多い。
リーチ演出ムービーは丁寧な作りで評価されている。
評価（ユーザー傾向）
グラフィック：PS2世代としては非常に綺麗と高評価。
サウンド：概ね好評だが玉音が大きい点で評価が割れる。
リーチムービーや3Dドラム演出は高評価。
プレイ快適性：操作はわかりやすいが演出処理落ちが目立つ。
収録台の人気差が激しく、目玉はWANTEDのみという意見も。
実機と画面の色味・質感の違いが気になるとの意見多数。
総評
SANKYOの人気台をまとめて遊べる点は魅力。
DVD-ROMによる高精細グラフィックで見た目は非常に良い。
しかし、実機と比較したときのテンポの悪さや色味の違いが弱点。
収録台に思い入れがあるユーザーには満足度が高い。
プレミアリーチ鑑賞やデータ収集など「観賞用・研究用」として優秀。
実機のスピード感を求めるユーザーには物足りない部分が残る作品。