コンシューマーゲーム大辞典

ROOMMATEは1997年からデータム・ポリスターがセガサターンなどで発売した美少女ゲームシリーズ。
狭義には1997年1月から1998年4月にかけての「井上涼子三部作」を指す。
シリーズは、主人公が一人暮らしの家に居候するヒロインとの同居生活がテーマ。
セガサターン版はリアルタイム連動システムを導入、現実の日時とイベントが連動。
代表作『ROOMMATE〜井上涼子〜』は1997年2月14日に発売。
井上涼子は東京都立橘南高等学校2年生で、テニス部に所属。
シリーズは3作で構成され、各作で時間設定やイベント内容が異なる。
1999年にはファンディスクが発売され、関連クイズや日付情報などが追加された。
Windows 95向けの作品も存在し、通常のアドベンチャー形式も選択可能。
ノベライズ版がメディアワークスから刊行され、ゲームとは異なる視点で物語が展開。
ドリームキャスト版も発売され新シリーズがスタート。
サウンドトラックやドラマCDなど、多数のメディア展開が行われた。
2000年には井上涼子3部作をまとめた豪華版が発売。
ゲームプレイでは選択肢やイベントの縮尺が重要な要素。
クラフトフェアが開催されるなど、ファン向けの企画も存在。
評価はリアルタイム機能に対して賛否があり、ゲーム体験に影響を与えた。
主人公と涼子の関係はシリーズを通じて進展し、細かい設定がある。
初代は6.2/10、続編は7〜5/10の評価を得るなど人気があった。
ゲームは12歳以上対象のCERO Bレーティング。
涼子のキャラクターデザインは作品によって異なることが特徴。