コンシューマーゲーム大辞典

価格は49.99ユーロ　ユロ円135.74換算で記載
N-Gage QDはNokiaのハンドヘルドゲームコンソール兼スマートフォンで、2004年4月14日に発表され、5月26日に発売された。
Symbian OS v6.1を搭載し、1st Edition FP1のSeries 60で動作する。
物理デザインが改良され、元のN-Gageより小型で丸みを帯びた形状。
カートリッジスロットの位置がバッテリー背面から底部に移動し、使いやすくなった。
受話口が側面からデバイスの前面に移動した。
価格が元のN-Gageより低く設定され、サービス契約や補助金と一緒に販売された。
アメリカではプリペイド電話としてCingularからゲーム小売店で入手可能。
MP3再生、FMラジオ、USB接続など、一部機能が削除された。
BluetoothやMMCカードリーダーを使用してファイル転送を行う。
MP3再生はサードパーティ製ソフトウェアを介して可能だが、モノラル16 kHzのみ。
昔の「カラフル」なGUIから「オレンジとグレー」のテーマに変更された。
GSM周波数帯が減少し、アメリカ市場用と欧州・アジア市場用の二種類のデュアルバンドモデルに。
ボタン配置が簡略化され、オリジナルの5方向制御が4方向制御と別の「OK」ボタンに置き換えられた。
ソフトウェアは従来モデルと同じバージョンを使用している。
2005年8月にN-Gage QD Silver Editionが発表され、主に外観の改変といくつかのボタンの置換があった。
2021年、キャンセルされた「N-Gage IC」というハードウェア改訂版のプロトタイプ情報が公開された。
プロトタイプはカメラ、123 MHzプロセッサ、Symbian OS 7.0、USBマスストレージを搭載していた。
「QD」は公式に何かの略ではなくマーケティング上の名称。
ラテン語の「quaque die」が意味する「毎日」の解釈もある。