コンシューマーゲーム大辞典

桃太郎伝説シリーズは、ハドソンが発売したコンピュータRPGシリーズ。
略称として「桃伝」と呼ばれ、他のシリーズ「桃太郎電鉄」から区別されている。
監督はさくまあきら、イラストは土居孝幸、音楽は関口和之などが担当。
第1作『桃太郎伝説』は1987年にファミコン用ソフトとして発売され、100万本以上の売上を記録。
物語は桃太郎が鬼を退治するストーリーで、他の日本の昔話のキャラクターも登場。
和風のゲームシステムが特徴で、敵を「こらしめる」と表現。
仲間の犬、猿、雉は昔話のようにきびだんごで仲間になる。
各作品では「心」「技」「体」といった独自のステータスがある。
敵キャラクターは多様で、ギャグ要素が強いのが特徴。
1989年から1991年には、テレビアニメ化もされた。
シリーズごとに新しいシステムやストーリーが追加されている。
RPG要素に加え、イベントやギャグが多く含まれている。
「女湯」イベントが定番で、毎作異なる方法で覗くことができる。
敵キャラクターは、パロディやユーモアを含んだものが多く、一部はリアルな時事ネタを基にしている。
作品内の時間経過や段階上昇のシステムが新しい特徴として採用された。
本シリーズは、さくまと土居のタッグによる生まれた経緯が強く、彼らの過去の活動が影響している。
様々なメディア展開がされており、小説や漫画も存在。
「天の声」と呼ばれるパスワードシステムが導入されている。
参加キャラクターには、それぞれ個別のバックストーリーがある。
ファミコン版から続く伝統がありながら、リメイクや続編が数多く存在する。