コンシューマーゲーム大辞典

PocketStationはソニーのPlayStation用メモリーカード周辺機器で、1999年に日本で発売された。
デバイスはメモリーカードとしての機能に加え、モノクロLCDディスプレイとボタンでインタラクティブに操作できる。
多くのPlayStationゲームがPocketStation用のソフトウェアをダウンロード可能だった。
ヨーロッパと北米での発売計画はあったが、最終的にキャンセルされた。
PocketStationはDreamcastのVMUと類似している。
発売当初、60，000台のみが出荷され、白とクリアの2色で販売された。
日本国内で非常に人気があり、全て売り切れた。
一部のローカライズ版ゲームにはPocketStation機能が残されていた。
2013年にPlayStation Vita向けにアプリとして復活し、PocketStation形式のミニゲームが楽しめるようになった。
メモリーカードとして使用するにはPlayStationに接続が必要。
内蔵機能には赤外線通信、リアルタイムクロック、音声機能などがある。
デバイスのサイズは64 × 42 × 13.5 mm、重さは約30g。
PocketStationの最も人気のあるゲームは「Doko Demo Issyo」で、150万本以上が日本で売れた。
2002年7月にPocketStationは生産終了し、出荷台数は約500万台に達した。
値段は日本市場では手頃であり、広範囲のゲームタイトルに対応していた。
スタンドアロンソフトウェアはPlayStationからメモリーカードにダウンロードでき、その後PocketStationに転送可能。
データの直接転送やマルチプレイヤーゲームをサポートする赤外線データインターフェースを搭載。
さまざまな限定版カラーバリエーションが存在した。
PocketStationは2013年にPlayStation Plus会員向けに提供されたが、その後一般にも公開された。