コンシューマーゲーム大辞典

『RAVE』は真島ヒロによるマンガ作品で、1999年から2005年まで『週刊少年マガジン』に連載。
連載期間中に全35巻が出版され、2020年2月時点で2350万部を超える累計発行部数。
初連載作品であり、連載当初はファンタジーとして珍しく、人気面で苦戦。
物語のキャッチコピーは「ポップでキュートな冒険ファンタジー」。
作中には音楽用語が多く使われる。
物語の舞台は50年前に光の聖石レイヴと闇の魔石ダークブリングの戦争があった世界。
主人公のハル・グローリーが二代目レイヴマスターとして世界を救うための冒険に出る。
物語は大きく3つの編に分かれている：デーモンカード編、闇の覇権争い編、魔界編。
各編では新たな仲間や敵との出会いが描かれる。
レイヴとはダークブリングに対抗するために作られた聖石。
ダークブリングは世界中に散らばる闇の力を持つ邪石。
魔導精霊力は究極の魔法であり、エリーとリーシャのみが使用可能。
星の記憶は時空を操作できる空間で、過去の歴史を修正することが可能。
魔界は人間界とは異なる次元に存在し、亜人や魔族が住む。
属性ごとにキャラクターの性格や能力が決まっている。
作中キャラクターの能力は多様で、剣や魔法とのバランスが重要。
アニメ化もされ、2001年から2002年にかけて放送された。
ゲームやパチスロなどのメディア展開も行われている。
真島ヒロは同作を通じて独自の技法で対の関係を描き出している。
マンガの結末は記載のないままであり、多くの解釈を残している。