コンシューマーゲーム大辞典

『ドラゴンスピリット』は、1987年6月20日にナムコがリリースしたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム。
略称は「ドラスピ」で、プレイヤーはブルードラゴンに変身したアムルを操作する。
ゲームの目的は、魔王ザウエルを倒し、攫われた王女アリーシャを救出すること。
ファンタジー的な世界観が特徴で、敵ドラゴンを自機として採用した新しい発想が斬新。
ゲームは全9エリアで構成され、各エリアの最後にボス戦がある。
操作にはボタンが二つあり、空中と地上の敵に対して異なる攻撃が可能。
音楽は細江慎治が担当し、後に多くの作品に影響を与えた。
アーケード版はゲーメスト大賞で評価を受け、PCエンジン版も高評価を得た。
1989年にはファミコン版の続編『ドラゴンスピリット 新たなる伝説』が発売された。
ゲームにはライフ+自機ストック制があり、ダメージを受けても1〜2回はミスにならない場合がある。
アイテムによるパワーアップシステムがあり、卵を使った取得方法もある。
マジックアイ等特殊アイテムもあり、視界を広げたり無敵になる効果がある。
さまざまなプラットフォームに移植され、バーチャルコンソールやアーケードアーカイブスでも再リリースされた。
開発はナムコ自社内の研究開発セクションで行われた。
プレイヤー評価は高く、特にゲーム音楽の良さが多くのファンに好評である。
エンディングではナムコゲームの歴史が見られる演出がある。
縦画面と横画面の切り替え機能があり、各版によって異なる仕様がある。
他のナムコ作品との関連性や影響が大きい。
初代の成功により続編やバリエーションが続出している。
伝説的なキャラクター・アムルとアリーシャの物語が続く。